第10回日本音楽療法学会東海支部大会のご案内
   

 このたび、日本音楽療法学会東海支部研修委員会では、4月15日に開催される支部大会の午 前中に、研修会を企画いたしました。研修会に関する費用、申込方法については、東海支部ホー ムページ上の「第11回日本音楽療法学会東海支部大会へのご案内」をご参照下さい。
 研修1では、テンプル大学のDr. Cheryl Dileo氏をお招きし、音楽療法におけるスーパ ーヴィジョンについて学びます。スーパーヴィジョンにおける倫理問題についても考える機会と していただければと思います。
 研修2では、3つの異なったテーマによるワークショップを開催いたします。従って、研修2 は、以下の3つのワークショップの中から一つを選択していただく形となります。希望コースの 順番を、大会参加費の振り込み用紙の通信欄に、必ず第三希望までご記入下さい。申込順に割 り振り、定員になり次第、第二、第三希望のコースへお回しさせていただきます。会員の皆様全 員のご要望に添いたいところですが、研修の内容上、人数制限をせざるを得ない事情をどうぞご 理解下さい。なお、記入漏れ等がある場合には、ご希望に添えないこともございますので、ご了承下さい。

 
 
時間
講師・テーマ
研修1 9:30-11:00 講師:Dr. Cheryl Dileo 氏
テーマ:音楽療法におけるスーパーヴィジョンとその展望
研修2 11:1512:45 コース1 講師宍戸幽香里氏
テーマコミュニケーションは行動調整力から
     〜GO&STOP を考察〜
コース2 講師高橋真喜子氏
テーマ『音楽を通して人を理解すること』とは
コース3 講師鵜飼久美子氏、田中康博氏
テーマ構音障害のためのリハビリテーション
     〜言語聴覚士とともにLSVT 法を応用した
     音楽療法の紹介と実践.

 

   
  研修の概要
   
【研修1】 音楽療法におけるスーパーヴィジョンとその展望
講師: Dr. Cheryl Dileo氏(テンプル大学大学院音楽療法学主任教授、 同大学アート・QOLリサーチセンター所長)
概要: 本講演では、熟練した音楽療法士に至るまでに受ける、様々な段階におけるスーパーヴィジョンの方法や、スーパーヴィジョンを受ける音楽療法士(スーパーヴァイジー)の要望を考慮しながら、音楽療法におけるスーパーヴィジョンについてお話します。
具体的な事例をお示しする予定ですので、音楽療法のスーパーヴィジョンの有用性について体験してもらえれば幸いです。なお、音楽療法のスーパーヴィジョンにおける倫理問題についても触れましょう。
【研修2 コース1】 コミュニケーションは行動調整力から 〜GO&STOPを考察〜
講師: 宍戸幽香里氏(常葉学園短期大学客員教授。日本音楽療法学会評議員。認定音楽療法士、認定臨床発達心理士)
概要: 音楽療法のプログラムの一つにGO&STOPがありますが、音楽療法士の多くの方
がこのプログラムを実施しているかと思います。GO&STOPがコミュニケーションと密接に関係していることは意外に知られていません。今回はこのプログラムを考察したいと思います。
【研修2 コース2】 『音楽を通して人を理解すること』とは
講師: 高橋真喜子氏(英国公認音楽療法士)
概要: クライアントがどのような状態にあるかを理解することで、その人が必要とする
援助を考えていくことができます。サイコダイナミック音楽療法は、この「理解するこ
と」に重きをおいた音楽療法です。
前半では、個別音楽療法の症例を基に、音楽的やりとりを通してクライアントをどのように理解していけばよいかを紹介します。後半では、自由な即興演奏を行い、音楽を通して相手を感じ、理解することを、ディスカッションを交えながら皆さんと共に探っていきましょう。
【研修2 コース3】 構音障害のためのリハビリテーション
             〜言語聴覚士とともにLSVT法を応用した音楽療法の紹介と実践?
講師: 鵜飼久美子氏(中部学院大学人間福祉学部音楽療法課程准教授、日本音楽療法学会認定音楽療法士)
田中康博氏(名古屋大学附属病院神経内科勤務、言語聴覚士)
概要: パーキンソン病や脳血管障害などを対象とした音楽療法の臨床現場では、「声が
小さい」「声がかすれる」「声や言葉が続かない」といったクライエントによく出合いま
す。
今回は、Ramigらが発案した発声発語明瞭度を改善するための訓練方法であるLee Silverman Voice Treatment法(LSVTR)の認定を受けている言語聴覚士による実践を体験しながら、高齢者領域全般にも応用できる方法を探っていきたいと思います。